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2010年10月18日 (月)

二十四 1/2(ハーフ) 戌の刻

   各国の首脳らが座っているテーブルの上に

  ジャックたちが作った料理が並べられた

  

  「おおー!」

  首脳たちから、感嘆の声が上がった。


  「さあさあ、皆さま方」

  大統領が首脳たちに向かって呼びかける。


  「乾杯をいたしましょう。グラスを持ってくださいませ。」

  大統領に促され、首脳たちは、片手にグラスを持った。


  「それでは、世界の和平と、各国の繁栄を願って、乾杯!」

  大統領が乾杯の音頭をとった。

  
  「乾杯!!」

  首脳たちもそれに応えた。


  「さあ、わが国随一のシェフが、腕によりをかけた料理をご堪能ください。」

  この大統領の声に、首脳たちは料理を口に運びはじめる・・・


  周りの者と談笑しながら食べている者、

  ただ、もくもくと食べている者と、様々だ。


  ジャックは、その光景を部屋の隅の方で見守っていた。

  そして、その隣には、トニーも立っている。


  ―― 少しして、大統領が 「こっちへ」とジャックを呼び寄せた。


  「はい、何でしょうか、大統領

  ジャックは、大統領の隣に来て伺った。


  「今日の料理は、最高だジャック

  大統領は、ジャックに賛辞を送った。


  「ありがとうございます」

  ジャックは、恐縮して言った。


  「少し、料理のことを説明してほしいのだが」

  大統領は、今日の料理のことを聞いてきた。


  「はい、なんなりと」

  ジャックは、応えた。


  「まず、このビールだが」

  

  「とくに、このクリーミーな泡が非常に美味しい、初めて味わうのどごしだが」

  大統領は、グラスを手に持って聞いた。


  「はい、これはブラウマイスターというビールでございます」

  ジャックは、ビールの名を告げ、さらに説明した。


  「絹のようにきめ細かな泡が特徴な、逸品のビールでございます」

  ジャックは、真剣な顔つきで話す。

  
  「なるほど、それと、このスープのないヌードルも実にうまい」

  

  大統領は、さらに聞いてくる。


  「ありがとうございます。これは、焼きラーメンでございます」

  ジャックは、この料理の名を言った。


  「これは、通常のヌードルと違い、茹でた麺を炒め、塩ダレで味付けした物です」

  ジャックは、大統領の輝く目を見ながら説明した。


  「そうか・・  さらに、圧巻なのは、皆さま方も、うなっておられた、これだ」

  

  大統領は、そう言って、料理を指差した。

 
  「これは、鉄マルぎょうです」

  ジャックは、そう料理の名を告げ、


  「このぎょうざは、野菜メインのあっさり、ジューシーなぎょうざでございます」

  ジャックは、そう説明をした。

  「ぎょうざは、チャイニーズの食べ物だろ。 君は、こんな料理も出来るのか?」

  大統領は、ジャックに尋ねた。 


  「はい、私は、フレンチ、イタリアン、インド料理など、各国の料理を心得ております」 

  ジャックは、柔らかな物腰で、熱く語った。


  大統領は、深くうなずき感心した。そして、


  「君たちがこしらえてくれた料理に、皆さまも満足されているようだ」

  大統領は、ジャックたちをねぎらった。


  「光栄です、大統領

  ジャックは、さらに恐縮して深く頭をさげた。


 
  ジャックが、さらに一礼して、大統領の元を離れようとした時・・


  「ああ、待ってくれ、ジャック

  大統領ジャックを呼び止めた。


  「なんでしょう、大統領

  ジャックは、振り返りまた大統領の方へ近寄って聞いた。


  「もう一つ聞きたいのだが」

  さっきまでとは違う感じのトーンで、大統領が尋ねてきた。


  「なんでしょうか?」

  ジャックは、少々、不可解な顔をした。


  「君の隣に立っている、彼のことなのだが」

  この大統領の言葉に、ジャックは、ハッとなった。

  晩餐会の進行に気をとらわれて、トニーのことが頭から離れていたのだった。


  「彼の視線が気になる。刺すような目で私を見ているように思えるのだが」

  大統領は、トニーの方を見て、ジャックに言った。


  「大統領、気のせいだと思いますが・・・」

  ジャックは、そう言って切り抜けようとしたが、内心焦っていた。


  しかし、トニーは、大統領の視線に気がついたのか

  こともあろうに、険しい顔をして、こっちへ歩み寄って来た・・・


  華やかで、にぎやかな晩餐会が盛り上がっている真っ只中、

  ジャックの焦りは、ピークを迎えるのであった・・・

      つづく・・・

  


  


  
  
  

  


    

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