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2010年10月 4日 (月)

二十四 1/2(ハーフ) 申の刻

    燦と照りつけた太陽が、もうじき姿を隠そうとせんころ、

  各国のお偉方たちは、白熱した議論を交わしている最中である。

  世界の平和と、全人民の安泰を守るために・・・

  建前では、そういうことなのだが・・・

  それぞれの真の思惑が、本当はどこにあるのかは、

  本人以外は、誰も知るよしもなく・・・ 

 
 
  ―― トニーの突然の出現に、場は緊張感が張り詰めた。

  「おい、 どういうつもりだ!」

  ジャックは、トニーに近づき、荒げた声で言った。 


  「・・・」

  トニーは黙ったまま、ジャックを見ている。 


  「さっきは、急にいなくなりやがって! どういうことだと、聞いてるんだ!」

  ジャックは顔を、トニーの眼前に近づけて言い放つ。


  「・・・・・」

  スタッフ全員が、緊張感漂う顔で、二人のやり取りを見ている。


  「ジャック、もう時間がないんだろ? 作業を再開しよう。何をすればいい?」

  トニーは、ジャックをかわし、厨房の奥へと、歩を進めながら言った。


  「おい、トニー!」

  ジャックは、うしろ姿のトニーに向かって言葉を発した。


  「俺の力は、もう必要ないか?」

  トニーは、振り返ることなく、ジャックに言った。


  ジャックは、苦い顔をしたが、言葉を発しなかった。


  トニーは、さらに奥へと歩を進め、白衣を身に付け、仕度を整えだした・・・


  「おい、みんな作業再開だ! 時間がないぞ、急ぐんだ!」

  ジャックは、スタッフに号令をかけ、作業の再開を促し、

  そして、トニーの方に目をやった。

  
  どうやら、準備が整ったようであるが・・・

  
        


  トニーが加わってから、作業はスムーズに運んでいった。

  ジャックは、ときどきトニーの方に目をやるが、

  その、手馴れたサバキに感心させられる。

  しかし、なにやら不安がよぎってもくるのも、また事実だ。


  ジャックは手を止め、トニーの方へ歩み寄って行った。


  「おい、トニー

  ジャックは、作業を進めているトニーの横へ来て、話しかけた。

 
  「大丈夫なのか?」

  ジャックは、非常に曖昧な問いかけをした。


  「・・・・・」

  トニーは、その問いを無視して、作業を続ける。


  「大統領のことは、もう大丈夫なのか?」

  ジャックは、今度は、少し明確になった問いかけをした。


  「大丈夫だ、もう心配しなくていい。それより、時間がない。 急ぐぞ」

  トニーは、ジャックのを見ることなく、そう答えた。


  「ああ、そうだな・・・」

  ジャックは、まだ心の中に、しっくりこないものを残しつつ、

  トニーのもとを離れ、自分の作業場へもどる・・・


  
 
  ―― 間に合わないと、あきらめかけていた者もいたが、

  トニーの加入のおかげで、どうやら間に合いそうだ。

  みんなの顔も、疲れた中にも、明るさが戻ってきている。


  だが、ジャックの心の中には、喜んでばかりは、いられない何かが・・・


   そして、晩餐会の時間は、もう間近に迫っている・・・


         つづく・・・


  

  


  

  

  
  


  

  

  

  

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