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2010年9月 9日 (木)

二十四 1/2(ハーフ) 巳の刻

   車は、鮮やかな緑の中を、足早に駆け抜けて行く。

  あたりには、心地よく陽が射し、蝶やトンボが飛び交っている。

  窓を開ければ、小鳥のさえずりが聞こえてきそうである。

  そんな、平和的で穏やかな緑の中を、

  はるか遠い目的地へと向けて、走り続けている。

  だが、それとは裏腹に、車の中は重い空気が流れていた・・・


  ―― カーティスは、車のスピードが、ほんのわずかだけ、落ちたように感じた。

  ジャックが、車の運転に、少し集中を切らしているのであろうか・・・

  
  「分かった、話そう。今、俺たちが何のために、こんなことをやっているのか。」

  ジャックは、意を決したように話し出した。


  トニーは、無言のまま、ジャックの方を見つめている。


  「今晩、大統領が各国の来賓を集めて晩餐会を催される。」


  ジャックは、前方に注意をはらいながら、話している。


  「大統領が来賓を集めて晩餐会・・・」

  トニーは、険しい顔つきでつぶやいた。


  「そうだ。そして、その晩餐会を俺たちが取り仕切るよう、大統領から仰せつかった。」

  ジャックは、チラリとトニーの方を見ながら話した。

 
  「どうして、最初から話してくれなかったんだ!」

  トニーは、ジャックに激しく、くってかかった。

  
  「別に隠してた訳じゃない。説明してる時間が無かったんだ。」

  ジャックは、くってかかるトニーに、言い返した。


  トニーは、無言でジャックをにらみつけた。


  「お前が、大統領によからぬ気持ちを抱いているのは、知っている。」

  ジャックは、なだすように話した。


  トニーは、まだ無言で、ジャックをにらんでいる。
  

  「今は、その事は忘れて手を貸してくれ。お前にも悪い話じゃないはずだ。」

  ジャックは、トニーの方を見て話した。


  トニーは、視線をジャックの方から、前へ移し、シートに深く座り直した。


  ジャックも運転に集中し直おして、美しい緑の道のりをさらに走り続ける・・・


    


  『プルルル・・・』

  突然、ジャックの携帯が鳴りだした。


  『俺だ、どうかしたか?』

  ジャックは、携帯に出て、話しかけた。


  トニーは、顔を前に向けたまま、視線だけをジャックの方に向けた。


  車は、まだまだ先の長い道のりを走って行く

  それぞれの思いを乗せながら・・・ 


     つづく・・・   

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