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2010年8月23日 (月)

二十四 1/2(ハーフ) 卯の刻

 
   あたりには、せみの鳴き声が鳴り響いている。

  それは、生まれてきたばかりの赤子が渾身のちからで泣いているよかのような・・・

  あるいは、長い下済み生活を送ってきたスターが

  やっとの思いで、日の出を見て、華やかな舞台で

  最高のパフォーマンスを飾っているかのようにも見れる。

  長い長い、地中の生活を経て、地上に出でて、

  短く散って行く、このせみの一生は、

  われわれに、何を語っているのか・・・

  しかし、そんなことを考える余裕など、今のこの男たちには・・・

  ―― この畑にも、少しづつ日が差してきた。

  「ザクッ、ザクッ」

  この競技者がいなくなった運動場に、新たな侵入者が足を踏み入れた・・・

  
  「久しぶりだな、ジャック

  作業を続けていた白人の男は、背後からの声に振り向いた。

  
  「おお!  トニー 思ったより、早く着いてくれた!」

  このジャックと呼ばれた男は、一瞬、顔をほころばせながら言った。

  
  「時間がないんだ、今は説明してるヒマはない、とにかく手を貸してほしい」

  ほころんだ顔を、真剣な顔に戻し、ジャックは言った。


  「いいだろう」

  トニーは、快諾した。


  「助かる! よし、じゃあこっちを頼む」

  ジャックは、水を得た魚のように、さらに活発に動きだした。


  「ああ」

  トニージャックの指示に従い作業を開始しだした・・・

  

  「おい、カーティス、もっと手を上げろ! そうすればとどくはずだ!」

  ジャックは、真夜中から指示に従っている男に、激しく言った。


  「いや、無理だとどかない」

  カーティスは、言い返した。


  「高くだ! もっと高く上げろ!」

  ジャックは、さらに激しく言い放つ。

  
  トニーは、横で作業しながら、指示を出しているジャックに話しかけた。
  
  「ジャック、何も分からないまま、やってるのは、気持ちのいいもんじゃない・・」


  「そうだな」

  ジャックは、多少申し訳なさそうに言い、さらに続けて言った。


  「詳しいことは、後で話すが、俺たちは、今、大統領の命を受けて動いている」


  「大統領・・・」

  トニーの眼光が、一瞬鋭くなった。

  
  そして、その鋭くなった眼光に、

  ジャックも気づいていたのであった・・・


   
     つづく・・・

  

  

  
  

  
  
  

  

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